車売るNAVI

整備した記録を用意

「車を高く買い取ってほしいので、査定に出す前に車検を通しておく」という方も多いと聞きますが、それは賢い選択肢ではありません。「車検の残りが少ない」、あるいは「車検が切れている」に関しては、査定にあまり影響しないのも事実ですが、その理由などをまとめてみました。

まずはじめに、車検がたっぷり残っている車と、切れている車、査定に全く影響がないとは言えません。査定額に多少の影響が出る可能性はありますが、「ほとんど無視して良い程度」と考えておきましょう。

その理由としては、「業者はプロであるため、車検を安く通す方法をいくつも知っている」という点にあります。つまり、業者が新たに車検を通す場合でも、利益を圧迫するコストにはならないため、「車検が切れている＝特に問題ない」と考えるのが一般的なのです。

そのため、わざわざ売る側が査定前に車検を通す意味もなくなってしまいます。買取業者は安く車検を通す方法を知っているため、コスト的な負担がほとんどありません。したがって、こちらが車検を通しておいたとしても、業者がそれを大きなメリットとして考えることはないのです。つまり、「査定額がアップすることはない」と認識しておくのが一般的です。

むしろ重要なのは、「普段からの手入れ」となります。買い取られた車は整備に回され、商品として売れる状態にまで戻す必要があります。この時にかかる時間とコストは無視できるものではなく、「状態が悪い＝高額査定には結び付きにくい」となります。

そのため、車を査定に出す前には、「状態が良いことをアピールできる武器」を多く用意しておくことに専念した方が賢い選択肢となります。ちなみに、「状態が良いことをアピールできる武器」ですが、「整備手帳」や「分解整備記録簿」などがそうですね。

• 車検証
• 整備手帳
• 分解整備記録簿

こまめ整備した記録を証明できる武器として、これらを用意しておくと高額査定ゲットに大きく近づけることでしょう。