車を少しでも高く買い取ってもらう方法は多岐に渡りますが、「自分から希望額を言わない」も重要な戦略の1つです。
この戦略が有効な理由は2つあります。1つは、「自分から希望額を言ってしまうと、相場より安い金額を提示してしまう恐れがあり、その価格で買い取られてしまう」を防ぐためです。相手の懐を探る意味でも、自分から希望額は言わないようにしましょう。
そもそも車の買取に関しては、業者が「プロ」、あなたは「素人」となります。当然、業者の方が知識が豊富であるため、少しでも安く買い取ろうとします。そんな買取業者の常套手段として、「最初は相場より安い金額を提示する」というものがあります。
車の売却を希望する方の中には、買取金額を上げるよう粘る方も多くいます。また、他の業者に頼むという方も多くいます。業者にとって、査定するだけで買い取れないのでは「時間と手間の無駄」ということになります。だからこそ業者は、始めは安い価格を提示してきます。
相場より安い価格を提示しておくと、買取金額を上げるよう粘られた時に、少しだけ買取金額を上げ、印象を良くします。
また、他の業者に頼むと言われた場合でも、安い価格に色を付けることで、一種の「サービス」をアピールすることが出来ます。もちろん、こちらも相場価格に近付いただけで、それ以上になることはありません。
そこで大事なのが、「自分から希望額を言わない」ということです。業者側が相場よりも安い価格を提示していることは織り込み済みなので、業者の提示する額より最大で1割程度、上乗せして「希望額」を頭の中で計算しましょう。そして、別の業者が〇〇円と言っていたと、頭の中で計算した金額を提示します。
「高く売れるシーズン」「売れないシーズン」によって、効果はまちまちですが、大型連休の1か月前のような高く売れる時期である場合は、効果があります。たとえお金に困っていても、決して自分から希望額は言わないようにしておきましょう。
ただ、買取業者の中には、このケースですら織り込み済みの場合もあります。業者側が先に「希望額はおいくらですか?」質問してくるケースです。「他の業者との比較をしたい」「相場が知りたい」と、質問で返してみましょう。
現在、車の買い取り価格は、車のオークション相場を基準にして決められています。
ですから、買取価格を知りたければオークションに参加して価格をチェックすればよいのですが、実はこのオークションは買取業者しか参加できないようになっているんです。そのため、買取価格を知るには買取業者に査定をしてもらう必要があります。
その際に覚えておいて頂きたいのが、複数の業者に査定をしてもらうということです。
1社だけの査定で判断してしまうと、相場がわからないため、安く買い取られてしまう可能性があります。
また、ちょうど業者がほしがっている車だった場合、買取額が上がるということもありますので、面倒でも複数の業者に査定依頼をして比較するのが高額査定を引き出すコツになります。
今は、インターネットの一括査定サービスがたくさんありますから、簡単に数社に査定依頼をすることができるようになりました。実際、私も一括査定サービスを利用してディーラーの買取価格よりも、 ○○円も高い金額で買い取ってもらいました。
一括査定サイトを利用すれば、業者間で価格を競わせ買取り額を上げることも可能ですので、少しでも高く売りたいと思われている方は、一括査定を利用することをオススメします。 当サイトでは、私の体験談なども公開していますので興味がある方はご覧になってみてください。
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