車売るNAVI

自動車の高額査定

洗車、車内やトランクの整理、掃除

まず、自分の車を少しでも高く売るためには、誰でも出来る「基本的な査定アップ術」として、査定前の「洗車」や「車内の掃除」などが必要です。

そのためには、外装・内装ともにキレイにしておく必要があります。ただ「洗車」や「掃除」は査定に関係ありません。というのも、買取業者の査定項目に「洗車」や「掃除」は記載されておらず、直接的なプラスポイントにはなりません。

一応、「汚れ」に関する査定項目はあるものの、これは「洗車では落ちない汚れ」を意味しており、洗車で落ちる程度の汚れは査定項目に入らないと考えておきましょう。

それではあまり意味が無いと考える方も多いと思いますが、それでも査定前には洗車と掃除をしておいた方が良いです。

というのも、「あなたという人物を業者にアピールする」という意味で、非常に重要な意味を持つことになります。

買取業者からすれば、やはり、車を乱暴に扱う人よりも、車を丁寧に扱う人の方を好みます。丁寧に車を扱う人であれば、買取後の整備にも手間がかからず、すぐに「再販できる状態」にして中古車オークション市場に流すことが出来ます。

一方、見た目で「乱暴な扱いを受けたであろう車」に関しては、再販時の整備不良を防ぐためにも、徹底した検査と整備を行うことになります。その分だけ手間と時間が必要となり、再販までのコストが余計にかかることになります。

このように、あらかじめ洗車や掃除をしておくと、「この人は車を丁寧に扱う人なのだ」と業者にアピールすることが出来るのです。そのため、「手間と時間がかからないかもしれない」と、業者が心の中で買取後のコストを少なく見積もる可能性があり、その分だけ高額査定につながります。。

この洗車や掃除で確実に高額査定に結び付くとは言えませんが、車の売却に関しては、最終的には持ち主と業者の信頼関係による部分も大きいので、実際の査定項目には載っていないものの、「心証を良くする」という意味で、洗車や掃除は行っておきましょう。

車検が切れていてもあまり関係ない

「車を高く買い取ってほしいので、査定に出す前に車検を通す」という方も多いと聞きますが、わざわざ行う必要はありません。

「車検の残りが少ない」「車検が切れている」に関しては、査定にあまり影響しないのも事実です。

まず、車検が残っている車と、切れている車、多少の影響が出る可能性はありますが、「ほとんど無視して良い程度」と考えておきましょう。

その最大の理由は、買取業者側が「車検を安く通す方法をいくつも知っている」という点にあります。つまり、業者が新たに車検を通す場合でも、利益を圧迫するコストにはならないため、「車検が切れている＝特に問題ない」と考えるのが一般的です。

そのため、こちらが査定前に車検を通す意味もなくなってしまいます。

業者は安く車検を通す方法を知っているため、コスト的な負担がほとんどありません。したがって、こちらが車検を通しておいたとしても、業者がそれを大きなメリットとして考えることはありません。つまり、「査定額がアップすることはない」と認識しておくのが一般的です。

むしろ重要なのは、「普段からの手入れ」です。買い取られた車は整備に回され、商品として売れる状態にまで戻す必要があります。この時にかかる時間とコストは無視できないので、「状態が悪い＝高額査定には結び付きにくい」となります。

そのため、車を査定に出す前には、状態が良いことをアピールできる「整備手帳」や「分解整備記録簿」などを揃えておいたほうが良いです。

キズやヘコミは直した方が良い？

自動車の「キズ」や「ヘコミ」は当然、マイナス査定となってしまいます。見た目にもすぐに分かるようなキズやヘコミは、直してから査定に出した方が良いでしょう。

しかし、「何でも直せば良い」というわけではありません。

• 見た目にもすぐに分かるキズやヘコミは直す
• 修理費と査定アップの費用対効果を考える
• 小さなキズであれば、あえて洗車せずに査定に出す

まず1つ目ですが、これは誰でも分かる「当たり前のポイント」です。見た目にもすぐに分かるキズやヘコミは大きなマイナス査定となるため、直してから査定に出すようにしておきたいです。

修理に関して注意すべきは2つ目の項目です。

たとえば、キズやヘコミの修理に10万円も掛かるとします。これでは査定アップになったとしても、その費用対効果は高くありません。仮に修理をした査定額が5万円しかアップしないなら、修理額と差し引き「5万円」が赤字になってしまいます。

一方、修理に1万円程度しか掛からないのであれば、むしろ修理してから査定アップを狙った方が賢いと言えます。

最後に3つ目の項目ですが、「ごく小さなキズ」であれば、あえて洗車をせずに査定に出す方法があります。「洗車していない」は直接的なマイナス査定にはならないのですが、査定担当者の印象は悪くなってしまいます。

しかし、洗車してから2～3週間程度たつと、ボディの表面に薄いホコリやチリの「膜」が出来ることがあります。この膜が、ごく小さなキズを隠してくれる効果があります。

ただ、業者によっては、持ち帰って査定をする業者もあります。そういった業者の場合には、この方法は使えません。ただ、基本的には、洗車はしておいた方が良いでしょう。

純正品パーツが残っていたら持参する

長いこと車に乗っていると、純正品パーツを外して社外品パーツに取り換える方もいるのではないでしょうか？

まず、基本知識として、「買取であれば社外品パーツも査定対象になる」ことを覚えておきましょう。純正品パーツでなくとも、「プラス査定」の対象になる可能性があるということです。

ただ、全ての社外品パーツがプラス査定になるとは限りません。あくまでも「査定の対象になる」ということで、場合によっては「マイナス査定」になる可能性もあります。

そのため、買取業者に査定してもらう場合は、まずは社外品パーツが「プラス査定」「マイナス査定」のどちらになるかを確かめておきましょう。またその際に、一緒に純正品パーツも持参しておきましょう。

社外品パーツでマイナス査定になる場合は、すぐに純正品パーツに戻して下さい。マイナス査定をゼロにする効果があります。

なお、社外品パーツが査定対象になるのは「買取業者」のみです。下取りでは全く査定の対象にならず、場合によっては、純正品パーツではないため「大きなマイナス査定」となる場合もあります。

「買取」「下取り」のどちらを選ぶかは時と場合によって異なりますが、社外品パーツを多く搭載しているのであれば、やはり買取業者に査定してもらう方が有利です。

ただし、たとえ下取りでも純正品パーツを保管している場合は、パーツを戻してから査定してもらえば良いと思います。「買取」「下取り」のどちらを選ぶにしても、純正品パーツは絶対に捨ててはいけません。社外品パーツに取り換えるのは良いのですが、純正品パーツは必ずキレイな状態で保管しておきましょう。

1社だけで決断せず複数業者と比較する

車を買取業者に売る場合、まずは業者に見積もりを出させることが肝心です。

1社の査定だけで決めてしまうと、その業者よりも高い価格で買い取ってくれる業者がいるかもしれません。つまり、「査定は複数業者に行ってもらい、出された金額を比較する」ことが重要です。

ここで言う「複数業者による査定」は、「ネットでのスピード査定を複数業者にお願いする」ことではありません。ネットでは無料で査定額の目安を出すことが可能ですが、ここではキズの有無やエンジンの調子など、担当者が行うような細かい査定は出来ません。

そのため、ネットによる査定は、「あくまでもその金額が目安」と考えておきましょう。そこから実際に担当者に査定をしてもらい、プラス査定が多ければ金額はアップし、マイナスが多ければ目安となる金額から差し引かれる仕組みです。

したがって実際の買取金額に関しては、業者による目視や会話による査定で決められることになるのですが、これを複数業者で行っておきましょう。これは、最も高額査定を出してくれた業者を見つけるためです。

さらに、査定が始まる前にあえて「他の業者にも査定をお願い」と、伝えていくことも重要です。そうすることで、買取業者が安い金額を提示しにくくなります。

http://www.postlleida2012.com/entry4.html

買取価格が高くなる時期を狙う

車を少しでも高く売りたいなら、「高く売れる時期」を狙うことが重要です。車の査定価格にも「シーズン」と「シーズンオフ」があります。

まず「高く売れる時期」ですが、買取業者が高く買い取ってくれるということは、それだけ「1台でも多くの車が必要」という状況です。つまり、世間的な車の需要が伸びる時期の少し前が「高く売れる時期」と定義できます。

一方、「高く売りにくい時期」はその反対になります。世間的な車の需要が落ち込む時期になると、買取業者にとって多くの車を仕入れても仕方ありません。

では、具体的には「いつがベストタイミングなのか？」ですが、世間的な車に対する需要が伸びる時期、つまり、最も分かりやすいのは「大型連休」です。ゴールデンウィーク等の大型連休になれば、旅行に出かける人が増える半面、車の買い替えを目的に販売店に出向く方も多くなります。

もちろん、業者からすればこのタイミングに合わせて1台でも多くの商品を揃えておきたいため、ゴールデンウィークの1か月前程度になると買取査定も少し甘くなる傾向にあります。

一般的には、3連休以上の休暇があれば、そこに合わせて車の需要が伸びる傾向にあります。つまり、その1ヶ月くらい前を目安に、複数業者に査定を出す方法が「ベストタイミング」と言えます。

人気色・不人気色をチェック

車にも「人気色」と「不人気色」があります。もし、今の車の色が「人気色」であった場合、一般的な相場よりも高く買い取ってもらえる可能性が高いです。

ただ、「車種は人気、年代も新しい」にもかかわらず、カラーが「不人気色」の場合、査定額も少し安くなってしまうかもしれません。

もちろん、車の状態や年代、車種などが主な査定ポイントになるのですが、外装のカラーも重要な査定ポイントとして見られることになります。

車のカラーについては、特に女性の方が気にされる傾向にあります。

メーカーに限らず、各車種には「多く売れる色」と「売れない色」があります。多く売れる色とは、「テレビCMやポスターで見た色」です。テレビCMやポスターなどでは、お客様の気を引くために鮮やかでカラフルな色を使用します。印象に残りやすくするためで、新車市場ではテレビやポスターで使用された色の車が多く売れることになります。

ただ、多く売れたということは、その後の中古車市場でその色が多く出回るということです。しかも、もともとはお客様の気を引くために使用された「カラフルな色」。売れた当時はそれで良かったかもしれませんが、カラフルな色はトレンドの流動性が激しく、中古車市場に出回る頃には「飽きられている」というケースがほとんどです。

つまり、不人気色というのは、具体的な色ではなく、「新車市場でのカラフルな色」を指します。

色にこだわって車を購入されるのは良いのですが、くれぐれもテレビCMやポスターに惑わされないようにしておきましょう。また、色にこだわらない方であれば、無難なシルバーなどを選んでおけば、時代を問わず、変わらない人気を持つ色であるため高額査定が狙えます。

もうひと粘りで、価格アップを交渉する

車を売る場合、高額査定を狙いたいのは山々ですが、「もうひと粘りの交渉」も重要なポイントと言えます。

車を買い取る業者からすれば、出来るだけ安い価格で引き取りたいものです。というのも、安く仕入れた方が再販する際の利幅が大きくなります。

そのため、買取業者は「相場よりも安い金額を提示する場合が多い」ということが言えます。だからこそ、「もうひと粘り」の交渉が有効な手段と言えます。

まず、「相場の理解」ですが、「業者が相場よりも安い金額を提示している」と見抜くことが大切です。「相場より安い」と見抜くことと、「他の業者に買い取ってもらう」ということ、これが業者が嫌がる一言です。

そこで、業者に査定してもらう前には、必ず複数の業者で「オンライン見積もり」を行っておきましょう。

数ある見積もりの中で、「最高額」を相場と決めておきましょう。平均価格ではなく最高額です。そしてその金額を参考に、業者側と交渉していきましょう。

次のポイントとしては、「大型連休前」です。大型連休になると、車の販売店に足を運び、新しい車を購入される方が多い傾向にあります。つまり業者にとって、「大型連休前に出来るだけ多くの車を仕入れておきたい」時期となります。

出来るだけ多くの車を買い取りたいため、少々高めの査定を出しやすくなります。オンライン見積もりで「最高額」を相場と仮定し、大型連休前に査定に出す方法こそ、もうひと粘りが最大限に威力を発揮すると言えます。

消臭グッズで車内の臭いをとっておく

最近では「禁煙ブーム」となっていますが、この流れは中古車市場でも同じです。同じ車種、同じ年代、同じだけのダメージやアピールポイントを持っていたとしても、「喫煙車」「禁煙車」では査定に多少の違いが出てしまいます。

そもそも、タバコの匂いは、そう簡単に取れるものではありません。喫煙者は気にならないかもしれませんが、タバコを吸わない人は簡単に見抜いてしまいます。

これは、ペットの匂いも同じです。頻繁に犬や猫を車に乗せる人の場合、そのペット臭がマイナス査定になる場合もあります。

タバコやペットのような「嫌な匂い」ではなく、市販の芳香剤による「良い匂い」も査定アップになるとは考えられません。場合によってはマイナス査定になる可能性の方が高いです。

たとえあなたが「良い匂い」と感じても、それが万人に受ける匂いとは限りません。それに、購入した車から匂いがすることは、「他人による使用感」を連想させてしまい、購入者は嫌がります。つまり、最も理想なのは「無臭」の状態で査定に出すことです。

査定の数週間前からは車内での喫煙は止めて、芳香剤も外しておくことをオススメします。もちろん、2～3週間の間に3～4回は消臭しておきましょう。さらに、目が届く範囲に車を駐車しているのであれば、出来るだけドアを開放しておき、日光の光に当てることも重要です。太陽の光は最高の消臭剤になります。

こうすることで、完璧ではありませんが「極めて無臭に近い状態」に車を戻すことが可能です。

車買取と下取りを使い分ける

今の車を手放して新しい車を購入する場合、今の車を「下取り」「買取業者に売却」のどちらにするべきなのでしょうか？

基本的には買取業者に買い取ってもらう方がよいのですが、場合によってはディーラーに下取りしてもらう方が良い場合もあります。

まず、買取業者の場合、「中古車オークション市場」での価格が参考査定金額になります。一方、下取りの場合は、様々な項目を考慮して作成された「下取り基本価格表」が目安となります。

100％というわけではありませんが、基本的にはオークション市場の方が高めの相場になることが多いです。なぜなら、オークションは売買の流動性が高いため、少し高めの値段が付いても「すぐに売れる」という特徴があるためです。

そのため、一般的には買取業者に査定してもらう方が有利なのですが、場合によっては下取りの方が有利なケースもあります。

まず、現在所有している車が「全くの不人気車」であった場合、あるいは「ボロイ車」という場合、もちろん買取業者では値が付かないことがほとんどです。

しかし下取りであれば、少しですが値が付く可能性があります。自分で廃車にするとお金が掛かるので、僅かでもお金がもらえるなら「お得」と言えます。

また、「下取り対策金」と言うものがあります。A社の車を新しく買うとして、今の車を下取りに出すとします。しかし今の車はB社製であるため、A社からすれば「ライバル会社の車を下取りする」ことになります。

これは、ライバル社から顧客を一人でも多く奪うため、「乗り換えたお客さん」に対して謝礼の意味も込めて下取り価格を釣り上げる資金が支出されます。これを「下取り対策金」と呼んでおり、相場価格よりも高くなる可能性があります。したがって、今の車を下取りに出す場合は、「あえてライバル会社に持っていく」という方法がおすすめです。

さらに、下取り業者は買取業者と比べ、頻繁にキャンペーンをやっています。これらの特典を利用しておくと、買取業者よりも高い値が付くこともあります。