車売るNAVI

車の買取と下取りの違い？

「今さら聞けない車の売却に関する質問」として、「車の買取と下取りの違い」というものがあります。似ているようですが、全く違う仕組みです。

まず車買取ですが、その名の通り業者があなたの車を買い取ることになります。結果、あなたは買取代金を手にすることが出来ます。要するに「車をお金に変える」という作業です。

一方、下取りの場合、車を買い取られるのは買取業者に売る場合と同じです。しかし手にするのは現金ではなく、「新しい車の購入資金に充てられる」という仕組みとなります。

仮に、200万円の車を購入するとします。そして「30万円」の下取り金額が出たとします。車買取であれば、そのまま30万円を受け取ることになりますが、下取りの場合は、「200万円の新車を170万円で買う」こととなります。「必要のない車を処分する一方で、新しい車の購入資金を作る」が下取りの仕組みとなります。

また、業者が参考にする「買取金額（査定額）の目安」も異なります。一般的に車買取業者は、中古車のオークション市場での価格を目安にします。一方、下取り業者は「下取り基本価格表」を参考にしており、これは「この車種と年式ならこの程度の価格が妥当」という仕組みとなります。

そのため、同じ年式・車種であっても買取業者と下取り業者で査定額が変わる場合があります。

つまり、新しい車の購入を検討されている場合でも、「下取り業者だけに査定を出す」は賢い選択肢ではありません。車種や年式、車の現在の状態によっては買取業者の方が高い金額を提示する場合もあるため、「買取業者」と「下取り業者」の両方に査定を出しましょう。